プロジェクトマネージメント

「ソフトウェア調達におけるアジャイル開発の要点と現状」というお話をさせていただきました

2012年10月17日(水)ISACA大阪支部(新日本有限責任監査法人 セミナールーム)の10月度月例会において「ソフトウェア調達におけるアジャイル開発の要点と現状」というお話をさせていただきました。 開催要項は以下のページをご覧ください。 http://www.isac…

「なぜアジャイルなのですか?改めて考察するウォーターフォールとの違い」というお話をさせていただきました

「なぜアジャイルなのですか?改めて考察するウォーターフォールとの違い」というお話をさせていただきました。 2012年09月25日(火) 18:30 - 20:30 開催場所:楽天タワー (楽天株式会社)当日の説明資料はこちら。 http://www.slideshare.net/yoichitamamaki/…

「まさか!」と思うことが起るもの

マーフィーの法則でもありますがバンクーバー冬季五輪のニュースを見ていてつくづく思うことが「まさか!」と思うことが起るものだということです。 失敗や事件・事故が起こった時に当事者、関係者を責めることは簡単ですが、その道で選りすぐられて世界の頂…

CMMとスクラム

CMMとアジャイルは全く相いれないものであるという誤解がありますが必ずしもそうではありません。 あまり知られていないことですがスクラムはCMMレベル3のKPAの多くを満たすという事実があります。 書籍「スクラム入門-アジャイルプロジェクトマネジメント…

結果を定めて手段を自由にする

誤解を恐れずに書くと、計画駆動に代表される予見指向が強いマネージメントではあらかじめ手段を定めて結果はなるようになるという傾向が強いと思います。 一方でアジャイルに代表される適応指向のマネージメントでは結果を定めて手段はなるようになるという…

予見と適応のバランス

一般的によくあることで私自身もそうなのですが、アジャイルについて説明する際に従来の方法を「計画駆動型」とか「予見型」などと言って、それに対してアジャイル型を「適応型」として、それぞれを対比して違いを説明したりします。 これはアジャイルとはど…

プロジェクトのコンカレント化戦略としてのアジャイル

プロジェクトマネージメントとしてアジャイルの意味を理解する一つの視点としてプロジェクトのコンカレント化という見方があると思います。 説明をわかりやすくするために官僚的に工程がシーケンシャルに実施されるウォーターフォール(ウォーターフォールが…

感じる化

「見える化」の重要性が叫ばれて久しいですがさまざまな取り組みの状況を見ていると、「見える化」のための報告や情報管理でコストや手間が増大することにより合理性がなくなったり、挙句の果ては「見えるだけ化」だったりして効果的・継続的な実践は難しい…

プロセスとしてのスクラムとセル生産方式の違い

「アジャイルとセル生産方式 - Jamzzの日々」で動機と効果の観点でアジャイルとセル生産方式の類似性を書きました。 同時に私個人的にはプロセスとしてセル生産のアイデアを流用するつもりはないとも書きました。 この点についてもう少し補足しておきたいと…

アジャイルとセル生産方式

最近セミナーを受講された方やお客様と色々とお話させていただく機会があったのですが、私自身の中でアジャイルソフト開発、特にプロセスとしてのスクラムの実用性についてますます確信が深まってきています。 特に自分にとっての大きな気付きがあったのが、…

幸せを呼ぶアジャイル開発

2009.11.11号の日経コンピュータにClose UP:「幸せを呼ぶアジャイル開発 30年前の改善魂を取り戻せ」という記事が掲載されました。 アジャイルを推進したい私にとっては日経コンピュータのようなメディアにこのような記事が掲載されることは非常に都合が良…

ソフトウェア工学の今昔?

PC環境の引っ越しなどでご無沙汰していたのですが久しぶりにAn Agile Way:オルタナティブ・ブログを見ていて「「測定できないものは制御できない」は誤りだった。-- by Tom Demarco:An Agile Way:オルタナティブ・ブログ」という記事でトム・デマルコのあ…

組織全体の力

組織全体の力というもののパラメータとして組織全体の知識、経験、技術というものを考えた場合、例えば組織全体の知識というものはその構成員個人個人の知識の総和であるとも考えられると思いますが、ここで仮に組織構成員すべてが全く同じ知識を持っていた…

ソフトウェア開発プロジェクトはコストセンターか?

実際にそのように意識しているかいないかは別として、ほとんどの場合でソフトウェア開発プロジェクト(そしてそのチーム)はコストセンター*1として扱われているように思います。 アジャイルがなかなか理解されない理由の一つにこの点があるのではないかと思…

CMMIのレベル

CMMIのレベルは1から5まであって連続しているように見えますが、実際の問題としてはレベル3相当までの組織とそれ以上の組織は別物であるように思います。 それでレベル3相当の組織を目指すのとそれ以上を目指すときにパラダイムの変更が必要になる場合が…

注意報:プロジェクトの失敗にご注意ください!

ソフトウェア業界はそもそも景気変動の影響が大きい業界なのですが、経済状況が悪くなってきたことが最近にわかに切実に感じられるようになってきました。 かつては委託元であったことがある私の経験上から考えると、おそらくプロジェクトのコストダウンや予…

とにかく生産性が高い人を求む!

生産性が2倍でもコスト(単価)が2倍であれば同じだと思ったらそれは勘違いです。 つまり100の時間で100のコストがかかって100の成果を出す人に対して、生産性が2倍の人は同じ100のコストでも50の時間で100の成果を出します。 同じコストで同じ成果をなんと…

バグかもしれないソフトを修正したかもしれない?

たまに「怪しそうなところがあったので修正しておきました」と言った報告をする担当者がいます。 一般的にはそれほどでもありませんが特定の人で頻繁にこのような報告をする人がいたりします。 そんな時に「それはそれは、指示もしないのによく気が利いてく…

失敗しないための2つのアプローチ

失敗しないためには 問題が発生することがないように徹底的に備える 問題が発生しそうになったらすぐに気がつくようにして素早く対処できるようにする という2つのアプローチがあると思っています。 一般的には前者のアプローチが優勢で、後者の方はその確実…

費用は勉強できても納期はどうにもなりません

費用は勉強できても納期はなるようにしかなりません。なので誰かに責任を押し付けて無理を言うだけでは共倒れのリスクが大きくなるだけです。どうあがいても適切に状況を把握し、重要度と優先度を把握してマネージメントすることから逃れることはできません。…

品質や生産性が低いのはマネージメントの責任

リソース、要求、納期、予算と言ったものは制約条件だと考えれば、制約条件の中で最大のアウトプット出すことは完全にマネージメントの問題だと言えると思います。 マネージメントとは状況に応じて適切な判断を行って適切なアクションを行うことだと考えると…

まずはなによりも信頼

個人ではなくチームでソフトウェア開発を行う場合に何よりもまずは利害関係者全員の信頼関係がなにもよりも大きく影響すると思います。 信頼がコミュニケーションのベースであることを考えれば当然と言えば当然ですが、最近ますますその思いが強くなってきま…

プロジェクト管理とソフトウェア設計

建前としてソフトウェア設計としてどうあるべきかはプロジェクトマネージメントのやり方や内容と無関係であると言いたいところですが、現実的にはプロジェクトの体制やマネージメントのやり方がソフトウェア設計に影響することは否定できないと思います。 そ…