品質や生産性が低いのはマネージメントの責任

リソース、要求、納期、予算と言ったものは制約条件だと考えれば、制約条件の中で最大のアウトプット出すことは完全にマネージメントの問題だと言えると思います。
マネージメントとは状況に応じて適切な判断を行って適切なアクションを行うことだと考えると、品質や生産性が低い組織ではその判断やアクションで品質や生産性を基準としていないのだと思います。
つまり品質や生産性よりも、リーダやマネージャの都合で判断が行われたり過度に官僚的な組織のルールが優先されているのだと思います。(品質や生産性の向上の為のルールであるはずにも関わらず、、、)
例えば

  • 必要な工数を確保せずに納期を約束させる行為は失敗することを指示する行為に等しい
  • 納期が厳しいのを承知してダメもとで作業を指示することは失敗と手戻りによる生産性の低下を承認する行為である
  • プロジェクト上で発生する問題をマネージメントの問題だとせずに問題を発生させた担当の責任とする(マネージメント放棄の典型)
  • 意義や経済合理性に関わらず念の為の報告やドキュメント作成を要求することは生産性の低下を承認する行為である

などです。
同じ制約条件でアウトプットを最大化するということは競合との競争優位性にかかわる組織力の問題です。
品質や生産性が低いという時に大抵の場合には絶対的な基準で議論されていると思います。
しかし絶対的な品質や生産性の低さをプロジェクトの制約条件のせいにすることは要は組織力0を宣言することなので発言にはTPOをわきまえた方がよさそうです。