結果を定めて手段を自由にする

誤解を恐れずに書くと、計画駆動に代表される予見指向が強いマネージメントではあらかじめ手段を定めて結果はなるようになるという傾向が強いと思います。
一方でアジャイルに代表される適応指向のマネージメントでは結果を定めて手段はなるようになるということになります。
もちろん「予見と適応のバランス - Jamzzの日々」で書いたようにこれを予見指向と適応指向の二元論で考えるのは間違いですが、あくまでもこの様な傾向があってそれぞれの課題となる可能性があることを認識しておくべきだと思います。
予見指向であろうと適応指向であろうと、失敗するプロジェクトの多くは結果が適切に定められていない、あるいは定められているが共有されていないことが原因であることがほとんどではないかと思います。
そうであればマネージメントとしては手段よりも期待する結果を適切に定めて共有することに比重を置くべきであり、状況に応じて適切な手法の採用を考えるべきだと思います。