CMMIのレベル

CMMIのレベルは1から5まであって連続しているように見えますが、実際の問題としてはレベル3相当までの組織とそれ以上の組織は別物であるように思います。
それでレベル3相当の組織を目指すのとそれ以上を目指すときにパラダイムの変更が必要になる場合があるように思っています。
つまり、レベル3相当未満の組織が「短期的に効果的にレベル3相当を目指す方法」と、短期的には効果が出にくくても「将来的にレベル5相当の組織までシームレスに上がっていける方法」は違うのではないかと思っています。
そしてレベル3相当未満の組織では「短期的に効果的にレベル3相当を目指す方法」が即効性があり効果的に思えますがレベル3相当まで達すると頭打ちになって、悪い場合には適切ではないにもかかわらずその「短期的に効果的にレベル3相当を目指す方法」をさらに進めようとして効果が上がらずにコスト増となって生産性が落ちてゆくという悪循環に入っていると思われるケースがあると思います。
現在の組織の状態がどのようなレベルにあり、また事業環境がどのような状況にあるのかによってこの「方法」についてよく考える必要があると思います。