関西人はオブジェクト指向分析・設計が得意?

最近ふと、関西人はオブジェクト指向分析・設計に向いているのではないかと思いました。


関西弁では飴を「飴ちゃん」と言ったり芋のことを「お芋さん」と言ったり人ではない物に対して「ちゃん」や「さん」などをつけることが良くあると思います。
このように関西人は物を擬人化する感性が強いのではないかと思います。
一方でオブジェクト指向分析・設計の行為はオブジェクト(物)間の関連や関係(コラボレーション)を分析しそれぞれの責務を明確にする行為だと考えています。
私自身がよく活用するのですが、オブジェクト指向分析・設計の過程でそれぞれのオブジェクト(物)に人格を与えてオブジェクトどうしがあたかも人と人の関係や関連のようにして考えることが効果的な方法のひとつだと考えています。
例えば、「ホストPCさんはプリンターさんに帳票の印刷をお願いしますがプリンターさんが障害中の時には印刷の要求を拒否して障害の状況を報告します。」などの様に考えてみたりします。
この様にオブジェクトに人格を与えることによって、手続き的でトップダウンの思考になってしまうという良くありがちな混乱を避けて、自律・分散的な思考でよりオブジェクト指向的な分析・設計を行うことができると思います。
そんなわけで感覚的に擬人化に強い関西人はオブジェクト指向分析・設計が得ではないかと思いました。(関西出身の自分を肯定したい気持ちが含まれているかもしれませんが、、、)


欧米では文学的な擬人法は別にして「飴ちゃん」や「お芋さん」などと言う擬人化は物と人の区別がつかない幼い子供が言うことで幼稚な行為だと考えられているそうです。
一方で関西人に限らず日本人は物に人格を与える擬人化がそれほど抵抗無く自然に行える感覚があるように思います。
構造化技術などのトップダウン指向が強い手法は欧米人が強そうですがオブジェクト指向技術やアジャイルソフト開発手法などのボトムアップ指向の手法は日本人の方が得意なのではないかと思います。
われわれはコンプレックスを捨てて自信を持つべきだと思います。