仮想端末
WindowsXP ProがインストールされたThinkPad X31に仮想端末としてMicrosoft Virtual PC 2007を使用してFedora 8とCentOS 5をインストールしてみました。
少し使ってみた感じでは極端に重くなることも無くそれなりに使える感じで、思った以上に良さそうです。
とりあえずはLinuxで試してみているのですがWindowsでも問題は無いでしょう。
開発で仮想端末を使うのは、例えば、
- 一台のPCでOA環境と開発環境の両方で使用する場合に開発環境として過酷な使い方をした場合にOA環境に影響を与えたくない場合
- 複数の環境を作って動作を確認したいがPCやHDDを何台も用意することができない場合
- 全く同じ環境を複数作成する場合に何度も同じものをインストールする代わりにイメージをコピーするだけで済ませる場合
- 開発環境やデモ環境など、特定の環境を保存、複製、移動などの管理したい場合
- インストーラーのデバッグやテストなどでクリーンな状態で何度も動作確認したい場合
- サーバークライアントやネットワークアプリケーションなどの動作の確認の際に複数の端末を切り替えて作業するより1台の端末で操作するほうが効率的な場合
などの場合に作業を効率的に行うことができます。
要はファイルシステムのイメージを作ってしまえばメディアに保存して複製や移動が簡単にできて別のPCで同じ環境が再現できると言うことです。
しかもタダです。
もし複数のPCを使用している場合に仮想端末で済ませることができないか考えてみると良いと思います。
そして効果がありそうであれば複数のPCを持つ代わりにCPUとメモリとHDDに余裕のあるPCを一台調達することを検討した方が良いと思います。
想像以上に生産性があがる可能性があると思います。
仮想端末にはMicrosoft Virtual PC以外にもVMwareなども利用できると思うので機会があれば他にも試してみたいと思います。
さて、Microsoft Virtual PC 2007にFedora 8とCentOS 5をインストールした際にお約束のようにディスプレイとマウスの問題でつまずいて、ここやここを見て解決しました。
Fedora 8の場合にはディスプレイがおかしくなって、マウスが使えませんでした。
そこでインストーラの起動オプションに
vesa i8042.noloop psmouse.proto=imps clock=pit
を追加してインストールしました。
またgrub.confを修正して起動オプションに
i8042.noloop psmouse.proto=imps clock=pit
を追加しました。
CentOS 5の場合にはディスプレイがおかしくなりました。
そこでインストーラの起動の際に
boot: linux vesa
としてインストールしました。
CentOS 5の場合にはマウスの問題は発生しませんでした。