条件判断と実行処理の分離

条件を判断(分岐)しながら実行処理を実行するようなコードは人が読んで理解しにくいだけでなく将来のバグの温床になる可能性が高いので、可能な限り条件判断のロジックと判断の結果の実行処理のロジックを分離する構造にする方が良いです。
条件判断と実行処理のロジックを分離することのメリットには以下の様なものがあります。

  • 条件判断および実行処理のロジックのみのユニットテストデバッグ)が容易である
  • 条件判断および実行処理の変更に対して修正を安全で容易に行うことができる
  • 条件判断および実行処理のロジックの流用が容易である

また、条件判断と実行処理のロジックを分離するためのテクニックとしては以下の様なものがあります。

  • 条件判断を分離・独立し流用しやすくするStrategyパターン
  • 実行処理を分離・独立し流用しやすくするCommandパターン
  • 条件判断である状態(State)を表す場合に実行処理を分離・独立し流用しやすくするStateパターン
  • どうしても条件判断とロジックが込み入って単純な分離が難しいときにTemplateMethodパターン

他にも様々なアイデアが考えられると思います。
要は、可能な限り条件判断と実行処理の分離しようとする意識と努力が必要だということだと思います。
この努力は必ず報われるものと思います。
#継続すれば設計センスの向上に貢献すると思います