IronRubyでRubyGemsを利用するigemコマンドの実行

IronRubyをインストールすると一緒にIronRubyRubyGemsを利用するigemコマンド(igem.bat)がインストールされます。
このigemコマンドはスタートメニューのIronRubyグループにあるIronRuby Command Promptを起動してコンソールから利用できます。
このigemコマンド(igem.bat)はRubyスクリプトのgemを起動するためののもで、通常のRubyのgemコマンドとほぼ同等です。
ここで私がちょっとはまったことを書いておこうと思います。
デフォルトのインストールではIronRubyはProgram Filesフォルダの下、例えば"C:\Program Files\IronRuby 1.0"などにインストールされます。
それでigemコマンドを実行するとこのフォルダ以下にインストールしようとするのですがVistaで管理権限がないとこの書き込みがログインユーザのフォルダの下にリダイレクトされます。
そうするとrakeやRSpecのspecなどのRubyGemsでインストールしたはずのコマンドがIronRuby Command Promptの環境でパスが通りません。
Vistaでigemを実行する場合にはスタートメニューからIronRuby Command Promptを起動する際に、例えば右ボタンクリックのメニューで「管理者として実行」を選択するなどして管理権限を持たせてigemを実行してください。
なおインストールやアンインストールなどを行わない場合、例えば"igem list"などの場合には管理権限は必要ありません。
これはIronRubyというよりはVista一般の話ですが直感的には原因が分からずに半日ほど悩んでしまいました。
ご注意ください。